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DATUMS 1991.05
事例報告:サンリオピューロランド

富田 修身  サンリオコミュニケーションワールド



  サンリオ・ピューロランドは、昨年12月7日多摩市にオープンした・「ハロー・キティ」や「けろけろけろっぴ」等ののキャラクター商品や「いちご新聞」で知られるサンリオが、総事業費650億円(土地代除く)を投じて建設した初めてのテーマ・パークである。
  その特徴は、(1)TDLと同様に、開園以前よりオリジナルな人気キャラクターを幾つも持っていたこと、(2)屋内型で天候・季節・時刻にとらわれず自由自在に環境を設定できること、(3)予約制を取り入れ、早期受注や来場予測を可能にしたこと、(4)ランド全体を1つのショーシアターとして、アトラクション施設だけでなく至るところでパレード、ショー、パフォーマンス、マジックなどが次々と繰り広げられること、(5)多摩ニュータウンにある美術館やデパート、ホテル等と協力してコミュニティーづくりに努めていることなどである。
  もともとサンリオが展開してきたキャラクター商品は、贈り手が受け手にあったキャラクターを選んで贈るということによって、受け手に大きなメッセージを与える商品である。サンリオは創業以来30年間、企業テーマとして「人と人のコミュニケーション」を深める“Social Communication Business”を展開してきた。その企業テーマの実現として、銀座のサンリオ・ギャラリーのような、「夢のある空間とイベントを併せ持つ店舗」の展開を経て、「家族みんなが楽しめる王国」の具現化をめざしたのがこのピューロランドである。
  テーマ・パーク建設には、アトラクションや施設などの建設費用と並んで、ソフト開発にも大きな投資と労力が必要である。サンリオでは、91年4月26日に大分県日地町にハーモニーランドをオープンする予定であり、今後もピューロランドで培われた開発・運営ノウハウを生かし、全国にテーマ・パークを展開していく計画である。

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