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DATUMS 1999.08
高知が好きやき!

藤澤 宜潔  「FUSE」事務局長

■ふじさわ のぶきよ
 1977年高知県生まれ。明治大学政治経済学部経済学科在学.。学生支援団体「FUSE」事務局長。現在8月のイベントにむけ、学生間のネットワークづくりを行っている。


  高知が好きやき!(好きだから)」それが私たちFUSE(=ヒューズ)のメンバー全員が持っている共通の想いです。FUSEとは高知県の学生を支援し、活性化させ、優れた人材を発掘することを目指し、組織した団体です。団体名FUSEは「導火線」という意味でつけました。まずは高知県の学生に火をつけ、さらには、全国の地方学生にも飛び火すればいいなという思いでからです。
  私自身は、小学校からの友人に「高知でイベントをしないか」と誘われ、他の3人の友人と共にFUSEを立ち上げました。大学進学のために高知県を離れて、故郷の良さを分かりかけてきた頃の話だったので、「高知のために」という言葉にとても魅力を感じました。他のメンバーも同じ動機だったと思います。
  もともと、このイベントはある全国的な学生起業家支援団体が高知県でベンチャーの全国大会を開こうと、高知県に働きかけていたのですが、結局この企画が流れてしまったのです。しかし、せっかくこのような動きがあり、高知県側も好意的だったので、その動きを学生の支援・活性化という形で引き継ごうと、FUSEを立ち上げ、イベントを企画しました。
  今年の8月、高知で「地方をよくするための討論会」を学生が主体となって開催します。同時に、パワーある県外学生を迎え、高知の学生と交流してもらいます。東京や関西の様々な活動をしている学生と交流することで、高知の学生に何かを感じてもらい、何かを踏み出すきっかけをつくりたいと思っています。またその他に、起業家講師の講演会や高知城での夜明かし討論会なども企画しています。協賛金などはいただかず、学生らしく、学生にしかできないイベントにしたいと思っています。
  高知県の学生の活性化のためには、このイベントだけでは不十分かもしれません。しかし、活動の場が少なく、中央からの情報をもっぱら受け入れるだけの地方の学生に、少しでも自分を主帳する場を与え、地方から全国に新たなものを発信するエネルギーづくりのきっかけにしたいと考えています。地方の若者が元気になり、高知をはじめとする地方の学生に「日本を変えていこうじゃないか!」という共通意識を生みだせれば、イベントは大成功だと思います。
  また、このイベントを通じて、地元高知の良さをみんなで再確認したいと思います。高知には自然の美しさの他に、様々な部分で全国に誇れるところがあります。私たちが東京に出てきて感じた高知県のよさを、また高知県の学生が持つ地元愛を世間にアピールしたいと考えています。我々のイベントが故郷のために何か貢献できるものになればと思っています。
  現在の私たちの活動内容は、主にイベントの参加者集めや企画の進行、イベント後の学生間の組織づくりなどを行っています。最初は東京にいるメンバーが中心になって活動していたのですが、今では高知県のメンバーがイニシアティブをとって活動しており、文章や取り組みをみても、高知の学生の熱意がひしひしと伝わってきます。
  平和な時期はのんびりとしているが、先の見えない不況下や時代の変革期になると熱い血をたぎらせて頭角をあらわしてくる、そんな坂本龍馬を生み出した土佐の風土をしっかり受け継いでいると思います。
  この活動を通して生まれてきた高知の学生間のつながりと盛り上がりを継続させ、将来的には、県レベルの施策に関わるような活動を続けたいと思います。また、FUSEが自分の能力を発揮できる環境づくりやシンクタンクとしての役目、また学生ならではの公共サービスを社会に提供できるようなNPO団体となり、各分野でイニシアティブをとり、社会に貢献できる人材を輩出できればと思っています。

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