レジャー研2001<京都会場>:講 演
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21世紀のエコツーリズム都市・京都に向けて
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十倉真美子氏

講師: 十倉 真美子 氏

京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム
エコツーリズム・WG コーディネーター

□プロフィール
  同志社中・高等学校、京都大学経済学部卒業。生まれてからずっと京都暮らしで、京都が大好き。同志社女子中・高等学校社会科教諭を経て、税理士資格取得。
  現在、京のアジェンダ21フォーラム・エコツーリズムワーキンググループ コーディネーター、おこしやす京都委員会委員「京都市観光大使」を務めるなど、京都の新たな観光振興にむけてご活躍中。




  京のアジェンダ21フォーラム(以下アジェンダ)とは、行政機関・京都市内の主要な経済団体・多くの市民活動団体・事業者・市民等が参加し、エコシティー・京都の実現を目指し、京都の環境を良くしていくため共に考えアクションを起こそうという趣旨で設立された組織です。課題別に現在6つのワーキンググループに分かれて活動を続けており、私はその一つのエコツーリズム・ワーキンググループのコーディネーターを担当しております。
  エコツーリズムとは、観光の中に環境という視点を取り入れようという概念であり、エコツーリズム・ワーキンググループでは具体的に2つの柱を持って活動を行っています。一つ目の柱は観光産業の主体となる観光施設が、率先して環境にやさしい取り組みをするよう促すこと。一口に観光施設と言っても、種類においても数においてもたくさんありますが、特に京都の場合は宿泊施設が非常に大きな役割を占めています。なぜなら経済効果・CO2の排出量において、観光施設の中で宿泊施設が最も大きな割合を占めているからです。そこで私たちは、まず宿泊施設に焦点を絞って、環境にやさしい宿泊施設とはいったいどうあるべきなのかアンケート調査などをもとに探っています。
  もう一つの柱は、旅のあり方そのものをエコロジーなものへと変えていこうというものです。今までは表面上の贅沢が強調され、例えば大型バスによるマニュアル通りのスポット観光が強調されがちでしたが、最近は四国のお遍路さんがブームになっているように、表面上の贅沢より、個々人の心の琴線に触れるような旅が注目されています。癒し・健康をキーワードとした旅、その土地の住民や宝物に深く触れ合う旅、体験参加度の高い旅など、これらは全てエコツアーの重要な要素なのですが、以前と比べ旅のスタイルがずいぶん変わってきているように思います。そうした動きの中で、私たちは環境という視点を盛り込んだ旅のあり方=エコツアーを提唱し京都で広めていけないかと考えました。環境に配慮した観光施設を実現し、新しい旅のスタイルであるエコツアーを広める――現在、この二つを柱に取り組みを進めています。


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