インタープリテーションプログラム ……Page >>>>

■事業化にむけて


  I・Pの開発と実施は、その戦略性だけをみるといいことずくめの感がありますが、実査に実施するとなると乗り越えなければならない大きな課題に直面します。






――人材育成とプログラム開発

  I・Pが生み出す価値は、全てそのプログラムを企画し、実演する人の能力によっています。プログラムの実施には、インタープリターの確保は絶対条件です。わが国を見渡すところ、必要な能力をもちあわせた人材が各地にそろっているというには、ほど遠い状況にあるようです。人材は、育成することが必要です。一方で、専門的な教育をうけ、インタープリターとしての資質に加えヤル気も身につけた人材がいても、彼らがプロのインタープリターとして生活していくだけの市場性や仕組みが、未だ整っていません。インタープリターを志す若者は多いと聞きます。これは、観光産業をあげて取り組むべき課題です。



――事業性とマーケティング

  I・Pを専門に実施するガイド会社やプロのインタープリターが生まれ始めています。とはいえ、どこもかしこも順風満帆とはいえないようです。I・Pを継続的に実施するためには事業として採算ベースにのせていくことが必要なのですが、これは大変厳しい課題です。一つには、それが真に価値あるプログラムなのかということがありますが、もう一つには販売流通との連携が不十分であるという点が指摘できます。現在、事業化しているところの多くは、DMやインターネットなどを活用したダイレクトマーケティング、口コミによる広まりや、リピーター化によって参加者を確保しています。

  幅広く参加者を募るためには、I・Pの販売に主催型ツアーの概念の一部を取り込んで一つの旅行商品として形を整える必要があります。これまでパッケージツアーに代表される旅行商品の多くは、マーケットの近くで企画造成されてきましたが、I・Pは、事情に精通した地域サイドでなければ企画造成できません。I・Pは、地域でつくる地域発着型のツアーなのです。この先、主立った観光地やターミナルでは、I・Pに限らずとも現地発着型ツアーが数多く紹介されるようになると思いますし、またそうなった方が内容の充実した旅行商品が作られると思います。





○○○○○○○(小笠原父島の船着き場には、現地発着型ツアーが
○○○○○○○(掲示板に貼り出されている。) →